錆を防ぐ

錆びやすい鉄は、パーカー処理を行なうことである程度の防錆が可能です。
パーカー処理後に防錆油を塗布することで更に防錆効果を高めることができます。

「パーカー処理」の防錆効果

「パーカー未処理品」と「パーカー処理品」を23℃、33%の調温湿された部屋に6日間暴露した状態で保管し、錆の発生状況を比較しました。
「パーカー未処理品」では部分的に錆の発生が見られますが、「パーカー処理品」では錆の発生は見られません。

パーカー未処理品

パーカー未処理品

パーカー未処理品(顕微鏡写真)
(顕微鏡写真)


パーカー処理品

パーカー処理品

パーカー処理品(顕微鏡写真)
(顕微鏡写真)


切削、研削した鉄製品の表面は非常に錆が発生し易く、加工後、防錆油を塗布する等の処理が必要となります。
防錆油を塗布した場合、表面塗装等の次工程加工前に防錆油を除去する洗浄工程が必要となります。
弊社では、鉄製品加工後に「パーカー処理」(リン酸塩処理)を表面に施し、防錆対策を行っております。

「パーカー処理」を行った加工品は、密閉梱包し、温湿度管理された部屋で保管し、防錆対応を行った状態での保管が可能となり、必要に応じて必要数量の製品をご提供する事が可能です。

リン酸化膜表面SEM写真
(弊社リン酸化膜表面SEM写真)

パーカー処理新設備
(弊社パーカー処理新設備(2012年7月導入))


リン酸塩処理加工品
(リン酸塩処理加工品)

調温湿保管室
(調温湿保管室)