研削加工

研削加工は回転する砥石によりワーク表面を削り取り、所定の面粗さを確保する加工方法です。


弊社では、通し研磨、静止研磨、円筒研磨の各設備を保有しており、ご要望仕様に応じて使い分けております。
通し研磨では、円筒形状のワークを真っ直ぐに削り、外径差異15μ以下程度で外径寸法を確保することが可能です。
静止研磨では、ワーク外径をフレア形状付きに加工することが可能であり、フレア部の外径差異は0.15㎜程度のものも加工可能です。
円筒研磨は、旋削と同様にワークをチャックで固定し、バイトの代わりに回転する砥石で表面を削ります。フレや同軸の要求の厳しい製品に使用しています。
弊社の強みは、薄肉中空パイプの加工です。肉厚0.3㎜以下のワークにて下記加工内容を行っております。

  • ○外径フレア量: φ0.15㎜(左右外径差:15μm以下)
  • ○外径公差: ±15μm以下
  • ○面粗さ: Ra1.6(μm)以下
  • ○円周フレ: 30μm以下 (円筒研磨時15μm以下)